Gibson「Robot Guitar」vs Fender「VG Stratocaster」

これがおそらくGibsonからの発売でなければ、ここまでニュースにならなかったと思いますが、つまみを回すだけで、自動で色んなチューニングに変えてくれる、いかにもガジェット的なギター、その名も「Robot Guitar」が発売される模様です。
興味のある方はまずGibson制作のビデオをご覧下さい。いや〜、凄いですね。プリセットのチューニングの中にDADGADチューニングが入っているのには泣かされます。これでユーザープリセットのチューニングに、6弦からCACGCEなんて入れれば、「ブラック・マウンテン・サイド」「カシミール」「フレンズ」「ブロン・イー・アー」と弾き放題ですよ。ジミー・ペイジは間違いなく買う・・・というより、Gibsonよりプレゼントされるんでしょうね。
ERIKA嬢も行くという(笑)来る12月10日のレッド・ツェッペリン再結成ライブで、このギター使ったりして・・・。ジミー・ペイジはこういったガジェット系のギター好きですからね。
・・・話が多少脱線しましたが、Gibsonの拘りを感じたのは、ノブの数を増やさず、レスポールとしての外観を保っているところ。後、自動チューニングというと、ブリッジ側で弦を引っ張るのが定番でしたが、このギターはペグが自動で回転。なんとなくですが、ペグの方で弦の張りを調節した方が、自然な音が出そうな気がしますね。
ただ・・・ですよ、私全然知らなかったんですが、一方の雄、Fenderからこんなギターが出てるじゃないですか。
こちらの方が、多機能ですね。ハムバッカーのサウンドは、どちらかといえば、ミッドブーストされたシングルPUの音、という感じもしますが、ストラト、テレキャス、ともいい音出てます。(ま、当たり前かもしれませんが) それにこちらのチューニングモードは、レギュラーチューニングのまま、各弦の音を変えるんですね。これも便利な機能です。
そんな訳で、いまやエレキギターの2大メーカーも、新しい技術を取り入れようと必死なんですねぇ。しかし、両社を比べると設計の思想が違うのに気付かされます。「Robot Guitar」は、音的な変化はなく、チューニングもペグを自動で回す、というわざわざアナログチックなことを機械にさせています。チューニングを変えるとそれぞれ弦の張り具合が違うんですね。だから、ドロップDなんかだと、6弦はEからDに1音下がるので弦がレギュラーチューニングに比べて、ちょっぴりだらんとしている。Gibsonはそういった、各種チューニングの弾き味にも拘ったんじゃないでしょうか。(意地悪な見方をすればFenderに遅れを取ったので、別の方向を目指さざるを得なかったとも取れますが)
一方の「VG Stratocaster」は、お手軽で便利な技術を取り入れようとしてますね。レギュラーチューニングのまま、変則チューニングの音が出せる、というところに、Fenderの考え方が現れているような気がします。
で、結局、どちらがいいのか、と言われれば・・・。これは一概には言えませんねぇ。「Robot Guitar」は物理的に弦の張りを調節する訳ですから、不自然さはないでしょう。「VG Stratocaster」は、便利で手軽だけど、耳の肥えた人にかかると、ちょっとおかしくない? てなサウンドもあると思います。ただ、スイッチを切れば、普通のストラトキャスターとしても使える訳で・・・。ただ、どちらもガジェット的な要素が、大人の遊び心をくすぐる本格的な商品であることだけは間違いありません。あ〜、どっちか欲しいなぁ(笑)
出典:Gibson から、自分でチューニングするギター「Robot Guitar」登場
- Engadget JapaneseGibson Robot Guitar
Fender® VG Stratocaster®






